浄土真宗本願寺派本山

浄土真宗は、鎌倉時代の中頃に親鸞聖人によって開かれましたが、その後、室町時代に蓮如上人(れんにょしょうにん)によって民衆の間に広く深く浸透して発展し、現在では、わが国における仏教諸宗の中でも代表的な教団の一つとなっています。

もともと、本願寺は、親鸞聖人の廟堂(びょうどう)から発展しました。親鸞聖人が弘長2年11月28日(新暦1263年1月16日)に90歳で往生されると、京都東山の鳥辺野(とりべの)の北、大谷に石塔を建て、遺骨をおさめました。しかし、聖人の墓所はきわめて簡素なものでありましたため、晩年の聖人の身辺の世話をされた末娘の覚信尼(かくしんに)さまや、聖人の遺徳を慕う東国の門弟達は寂莫の感を深めました。そこで、10年後の文永9年(1272)に、大谷の西、吉水の北にある地に関東の門弟の協力をえて六角の廟堂を建て、ここに親鸞聖人の影像を安置し遺骨を移しました。これが大谷廟堂(おおたにびょうどう)です。

萬福寺の想い

愛媛県南宇和郡愛南町深浦に位置する萬福寺は、浄土真宗のお寺として地域に根付いています。私は20代目住職として、地域の方々と共に歩んでいます。私たちは葬儀や法事、永代供養など、人々の大切な節目や思い出に寄り添い、心を込めた対応を心がけています。皆さまの信頼に応えるため、日々精進しております。

法事・法要から、日常のささいな相談事まで、なんでもお受けいたします。お気軽にお越しください。

ひとつひとつを、丁寧に。

法要・法事から日常の相談まで、全てに心を込めてひとつひとつ丁寧につとめてまいります。
私にとって、仏事と人との関わりは、心の豊かさを深め幸福をもたらす重要なものです。
お寺としても、皆様との結びつきを大切にし、共に歩む喜びを感じております。

イヌマキの木とフウラン

萬福寺の境内には、さながら門柱のようにイヌマキの夫婦木が立っています。これらの木は、根回りが4~5メートル以上にも達し、その立派な姿勢は見る者を圧倒します。木々の傍らには、木々の歴史を示す碑が建っており、「敦盛の新開家初代紋平が、サギッタ街道より苗を当寺に移植した」という内容が記されています。

その石碑から計算される樹齢は130年余りですが、専門家の鑑定によれば、実際の樹齢は300年以上にも達しており、その長寿ぶりには感嘆を禁じ得ません。これらの特別な木々は、愛媛県指定文化財の天然記念物として登録されており、地域の貴重な宝とされています。

イヌマキの夫婦木にはさらに、12~13種類の宿り木がついており、その中にはフウランという種類も含まれています。フウランはその美しい白い花と豊かな香りで知られています。フウランは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

お檀家の皆さまへ

自宅で読経する際のお手本をご用意しました。是非ご活用ください。

練習用 お経

重誓偈
讃仏偈
阿弥陀経
十二礼
正信偈草譜
正信偈行譜

実践用 お経

正信偈行譜(哀愁バージョン)

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